社長からのメッセージ

東京TYフィナンシャルグループ
代表取締役社長

味岡 桂三

「きらぼし銀行」の誕生へ

東京圏において、それぞれの特色・強みを持つ、東京都民銀行・八千代銀行・新銀行東京が力を合わせ、いよいよ「きらぼし銀行」が誕生します。これまで3行はそれぞれ、お客さまとの信頼関係を何よりも大切にし、新たなビジネスチャンスを開拓してきました。そうした点では、3行共に相通じる経営理念と挑戦する企業文化を持っているといえます。

銀行を取り巻く環境がめまぐるしく変化している現在は、従来の預金、融資中心のビジネスにとどまらず、新たな金融サービスの創出が欠かせない時代です。「きらぼし銀行」の主なお客さまである中小企業には、販路の拡大や後継者問題、人材の育成、技術の革新などの経営課題があります。また、個人のお客さまについても、ライフステージ全般にわたって、さまざまなニーズがあります。地域金融機関には、こうした中小企業の経営課題解決のサポートや、個人のお客さまのニーズにお応えする生活金融アドバイザーとしての役割が求められています。

こうした課題に真摯に応え、銀行としての新たな可能性を切り拓いていくのが「きらぼし銀行」です。これまでの銀行業務の既成概念を超えて、お客さまに真に役立つサービスを提供していく。このことに新たな銀行を誕生させる意義があります。

当社グループのマーケットである東京圏は、全国一の企業数を誇り、人口が増加している地域です。この魅力あるマーケットにおいて、3行が合併することで、それぞれの強みのシナジー効果を発揮し、これまでにない金融ビジネスを展開していくことができると考えています。

お客さまとともに価値を創り出す銀行

「きらぼし銀行」では、フィンテックなどの情報通信技術を取り入れていく一方、お客さまからの相談にお応えするため、コンサルティング機能を強化していきます。これによって、新しい時代にふさわしい「総合金融サービス」を生み出していくことが使命だと考えます。

特に経営戦略として強化していくのは、お客さまとともに価値を創り出す取組みです。具体的には、「中小企業金融の強化」「コンサルティングの強化」「事業性評価の推進」が挙げられます。中小企業金融については、3行の合併によってお客さまの幅を大きく広げていきます。また、コンサルティングの強化では、事業承継やM&Aといったニーズにお応えしていきます。そして事業性評価では、お客さまの財務内容のみならず、営業基盤や経営者としての魅力などの強みを見極め、お客さまの企業価値向上に役立つ取組みにつなげていく考えです。

また、東京圏の特色を活かして、新事業の領域を発掘するために、東京都など地方公共団体や関連団体、他の金融機関との連携も進めています。これによって、中小企業の皆さまへの経営支援や雇用支援、技術支援、創業支援などに注力するとともに、相続や遺言信託、金融商品の販売などの機能も拡充し、地域金融グループとして総合金融サービスを提供していく考えです。

学生のみなさんへ

変革の時代にあって、「きらぼし銀行」が求める人材とは、失敗を恐れずに挑戦する強い気持ちを持った人です。あえていえば、銀行を業種転換するくらいの気概で、今までにない可能性、銀行サービスのこれからを真剣に追求してほしいと思います。意欲のある人にチャンスを提供して、成長をしっかり後押ししていきます。

「きらぼし銀行」は、若いみなさんにとって大きな舞台です。みなさんの感性、パワー、アイデアを活かし、思う存分、活躍してほしいと思っています。

ちなみに、「きらぼし銀行」というネーミングは、行内から集まった約3000通のアイデアから厳選して選ばれたものです。数多くの行員の思いを受け止めて、「大空の中できらりと光る銀行」がまもなく誕生しようとしています。みなさんは、新たな銀行の歴史を紡いでいく貴重な存在にほかなりません。東京圏の暮らしと経済をより良くしていくために、若い力を発揮してほしいと心から願っています。