地域経済活性化につながる融資実行。
中小企業の本業を強力にサポートする。

佐野 裕司

融資審査部 審査役

1998年入行/商学部卒
入行後、深川支店配属。預金業務を経験後、融資業務全般の営業担当に。2003年に本店営業部に異動し、2006年より医療・福祉事業部に着任。約10年間にわたって、医療・福祉関連の融資業務に携わる。2014年融資審査部に異動、現在に至る。

01 Business 私の役割

定量的評価と事業性評価に基づいて
中小企業の活性化に資する融資の可否を判断。

私が所属する融資審査部は、その名が示すように、営業店が申請する融資稟議の審査を行い、融資の可否判断をすることをミッションとしています。対象となるのは、主に都内の中小企業。一定のボリューム以上の融資案件を我々は審査しますが、財務データをはじめ、融資金額の妥当性や借入期間、金利、担保評価など、多角的視点から返済可能性を見極めていきます。さらにこうした財務データを中心とした定量的評価のみならず、経営者の人柄や考え方、従業員の意欲、事業内容、それに伴う企業の成長性や将来性などを考慮した「事業性評価」を加味して融資実行が可能かどうかを判断していきます。一方で、単に融資審査をしているだけでなく、お客さまが抱える課題の解決に向けた営業店指導を行うことで、適切な融資実行を実現していきます。融資による資金供給は中小企業の成長発展を促すものであり、それは地域経済の活性化につながるものです。その意味で融資審査は、銀行の存在意義を示す重要な役割を担っています。

仕事風景

02 Work 私の仕事

総合的かつ俯瞰的に企業を見ることの重要性。
ある医療法人への融資実行に向けた取組み。

融資可能かどうかを判断する際に重要なことは、総合的かつ俯瞰的に企業を見る目を持つことです。たとえば、借り入れの返済が財務状況を悪化させている企業があるとします。銀行によっては、財務データから判断してそれだけで融資を見送る場合もあるかもしれません。しかし実はその企業の本業は順調でキャッシュフロー(CF)が安定しているとします。それであれば、借り入れの返済計画などをアレンジすることで、その企業を支援できる可能性が拡がることも考えられます。実際、私が営業担当時代に、ある医療法人に同様の融資を実行したことがあります。本業は黒字で毎期安定したCFを生み出していましたが、建物の残存年数に対して借入期間が短いため返済額が大きくなり、年間返済額がCFを上回るという事態に陥っており、本業に集中できない状態でした。そこで建物の残存年数に見合った借入期間にすべく、他行とのシンジケートローンを組成して借り換えを実行。その結果、年間返済額が小さくなりCF改善に成功、本業への注力が可能となりました。このように融資というのは、企業経営を強力にサポートするものであり、そこに大きなやりがいもあるのです。

仕事風景

03 Theme 私のテーマ

営業店へのコンサルティング機能を果たす。
債務超過に陥った企業への融資をどう判断するか。

現在の融資審査部では、融資稟議の審査と並行して、営業店からの相談に対応することも少なくありません。ある中小企業の融資に関する相談を持ち掛けられたことがあります。その企業は債務超過に陥っており、そのため返済のリ・スケジューリングが定期的に発生していました。財務状況から判断すれば、融資は不可となると考えられます。しかしその企業を精査していくと、債務超過に陥ったのはバブル経済後の景気悪化に起因していることが判明。さらに本業は回復しており利益も生み出していました。数年後、債務超過は解消できると判断し、いくつかの融資スキームを提案しました。融資審査は一般的に保守的であり、厳しい基準によってネガティブな判断をすると思われがちですが、私の場合、その企業を理解し、その企業が持つ可能性を評価することで、最適な融資判断をすることを心がけています。その結果としてお客さまに喜んでいただいたとき、仕事の喜びを実感します。

仕事風景

04 Style 私の職場・働き方

お客さまの課題解決、本業支援に向けて、
行員の成長を促しレベルアップを図っていきたい。

近年、AIによって銀行業務がなくなると言われていますが、事業性評価に基づいた課題解決や本業支援は、お客さまや外部専門家と手を取り合って進めていくものであり、決してAIに代替できるものではありません。それは私たち銀行がお客さまに強く求められていることでもあります。実際に課題解決や本業支援を通して、お客さまから感謝の言葉をいただいており、現在の取組みは間違っていないと確信しています。そしてこれら取組みを推進し進化させていくために必要なことは、人材のレベルアップです。私がこれまで営業や審査業務で学んだことを多くの行員に伝えることで、行員一人ひとりの成長を促していきたいと考えています。これから、きらぼし銀行として新たなスタートを切るにあたって、長期的な視点で行員の教育やレベルアップに取組んでいくことが、自分の使命であると思っています。行員が成長すること。それはお客さまのためになることであり、地域経済の活性化につながることと確信しています。

仕事風景

05 Kiraboshi Pride きらぼしプライド

人材 × 仕事 インデックス